「もういくつ寝るとお正月〜♪」という歌がありますが、人は眠りにつくことによって一日の切り替わりを感じることができます。これは今まで活動していた顕在意識が睡眠時に潜在意識へ切り替わるから、ともいえます。
顕在意識(けんざいいしき)…自分で把握できる意識。普段の行動や思考、意思決定など。
潜在意識(せんざいいしき)…自覚できない意識。普段の行動や思考の根底にある、秘められた意識。
「夢」というのは潜在意識からのメッセージでもあり、高次元と繋がることができる貴重な時間でもあります。日本人は昔から夢の持つ意味を大事にしており、なかでも「初夢」はその年の吉凶を占うものとして特別視されてきました。
今回はそんな初夢について、「見た内容を人に話しても良いのか」「良い夢を見る方法」「お金やトイレに関する夢の解釈」「初夢はいつ見るのか」などをご紹介していきたいと思います。
初夢人に話すのはダメ?

一般的に、「初夢で見た内容は人に話さないほうがいい」といわれています。これは日本古来から信仰されてきた言霊文化からきており、「話す」という言葉は「離す」「放す」にも繋がるため、昔の人たちは良い夢を見たらそれを話さない(離さない)ようにしていたそうです。

「掛け言葉」、いわゆるダジャレというものですね。
逆に悪い内容の夢を見た場合は、あえて人に話す(放す)ことで気分転換をはかっていたとか。
ちなみに悪い夢を話しているのを聞いたからといって、こちらに災いが降りかかるというわけではないのでそこは安心して、むしろ一緒に笑い飛ばしてあげるようにしましょう。



「笑う門には福来る」これも大事なこと!
良い初夢を見る方法は?
「一富士二鷹三茄子」とありますが、やはり初夢というからには縁起のいい夢を見たいですよね。こちらでは良い初夢を見る為にしておきたいことを挙げてみました。
睡眠環境を整える
夢の内容は外的環境によっても大きく左右されます。例えば周りで工事など騒音があるような場所だと夢の中にも工事現場が出てきたり、布団が足りなくて寒さを感じる状態だと夢の中でもずっと凍えていたり…。
そういったストレスに影響されないためにも、眠りにつく前は自分が安心して眠れる環境に整えておきましょう。
- お風呂にゆっくり浸かる
- 保湿やトリートメントなど、自分の体が喜ぶようなケアをする
- お気に入りのパジャマを着る
- 温かいノンカフェインの飲み物を飲む
- アロマやお香など、良い香りのものを焚く
- ヒーリング系の音楽を聴く
- 眠りにつく30分以上前から照明をトーンダウンする、スマホやパソコンも控える
- ストレッチをする
- 星を眺める、などもオススメです。



五感を刺激しすぎない程度に、自分なりにリラックスできることをしてみましょう。
ポジティブなイメージを浮かべる
これは普段も心がけておきたいことですが、ポジティブなイメージは潜在意識にプラスの要素として働きかけてくれます。潜在意識がプラスの状態で満たされるようになれば、きっと夢の中でも楽しい気持ちだったり、ワクワクするような出来事に遭遇したりする可能性が高くなるでしょう。
- 「こうなったら良いな」という未来を想像する
- 自分の理想の姿をイメージしてみる
- その日の出来事や最近起きた事で、楽しかったことや嬉しかったことを振り返る
- 好きなもの、癒される場所、憧れの人など、自分の中で気分が上がるものをどんどん思い浮かべてみる



架空の人物や場所でも、なんでもOK!無限に膨らませてみましょう。
「〇〇の夢を見たい」という具体的なイメージがあれば、それに関する写真を用意したり、絵に描いてみるのもオススメです。夢には直前に見たものが出てきやすいともいわれているので、眠りにつく前に視覚に焼き付けておけば、夢の中にも現れてくれるかもしれません。
初夢に関する風習に従ってみる
昔の人たちは良い初夢を見るために、七福神が乗った宝船の絵に
「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」
(長き夜の遠の眠りの皆目ざめ 波乗り船の音の良きかな)
という回文を書き添えたものを枕の下に敷いて眠っていたそうです。これは室町時代から伝わる風習で、この歌を3度読んで寝ると良い夢が見られるとされています。



これは縁起の良さそうな習わしですね。
他にも「枕の下に獏(ばく)の絵を敷いて寝ると、獏が悪夢を喰らい吉夢を見せる」という言い伝えがあります。
「獏」は古代中国で創作された想像上の生き物ですが、睡眠中に遊離した魂が悪霊にさらわれないよう守護してくれる霊獣として、寝室や枕元などに獏の置き物などが置かれるようになり、それが日本にも伝わってこのような風習になったとされています。
🌫️妖怪ノート250
— 光一くん🐰妖怪垢 (@koko_gegege) September 11, 2024
「獏」
by水木しげるの妖怪伝カード
中国生まれのドリームイーター!悪夢に引き寄せられて出現する合成獣らしい
豊臣秀吉が枕元に獏の絵を飾っていたことは有名な話。動物園オタクでもある身としては、実際に存在する動物のバクと混同しちゃうのが個人的にはモヤるポイントです pic.twitter.com/1hC4qkWoIS



なんともいえない不思議な姿をしています。ちなみに実在する動物の「バク」とは無関係だそうです。
初夢でお金やトイレの夢の意味は?
初夢に出てくると縁起がいいものとされているのはいくつかありますが、ここでは意外と見る人が多い、「お金の夢」「トイレの夢」の2つをピックアップしてみました。
お金の夢
初夢にお金が出てくると、いかにも金運アップがのぞめそうな気もしますが、実はお金は富や財といった物質的な意味ではなく、愛情・価値・才能・権力・生命力などを象徴しています。お金=「生きていくために必要なもの」ということから生活面での豊かさも表しており、「健康的に過ごせる」「愛情に恵まれる」などといった暗示が含まれます。



意外な解釈でしたが、これはこれでいい初夢になりそうですね。
一方で、「これが良い夢なの!?」と思ってしまうのが「トイレの夢」です。
トイレの夢
本来のイメージとは逆に、トイレは多くの場合、金銭面や健康面、愛情面の運気アップを告げる吉夢になります。綺麗なトイレの夢は金運上昇を表しており、その状態が綺麗であればあるほど運気もアップするようです。また、トイレは不要なものを排出する場所=「浄化」に繋がる意味合いもあることから、現在抱えている悩みや問題から解放され、運気がこれから回復していく暗示でもあります。



実はとても良い意味を持つ夢だったんですね。
初夢はなぜ2日?
初夢は1日の夜から2日の朝にかけて見る夢が一般的とされています。
「大晦日の夜〜1日の朝にかけて見るものでは?」と思うかもしれませんが、昔は大晦日から元日にかけては眠らないで過ごす風習があったため、1日ではなく2日に設定したのだとか。



新年の神様である「年神様(としがみさま)」をお迎えするために、大晦日は寝ずに年神様を待つという習わしがあったそうです。
初夢の定義としては「新年を迎えてから初めて眠りについた時に見る夢」なので、生活習慣も多様化してきている現代では厳密に「このタイミング!」と言い切るのは難しいかもしれませんが、基本的には2日に見る夢を初夢と捉えるのが良いでしょう。
まとめ
今回は初夢について、「人に話しても良いのか」「良い夢を見る方法」「お金やトイレに関する夢」「初夢はいつ見るのか」などを取り上げました。
- 良い初夢を見たら話さず(離さず)、悪い夢を見たら話す(放す)とGood!
- 良い夢を見るためにはリラックスして環境を整えることが大切。合わせて自分がポジティブになれるような想像を膨らませ、潜在意識にプラスのイメージを与えよう!
- 昔の風習に従って宝船の絵や獏の絵を枕の下に敷くと、縁起のいい初夢が見れるかも!?
- お金の初夢は生活面で豊かになれる暗示、トイレの夢は金運アップや浄化に繋がる吉夢!
- 初夢は新年を迎えてから初めて眠る時に見る夢。特に1日の夜から2日の朝にかけての夢には注目しておこう!
この記事を読んでくださった皆様に、素敵な初夢が訪れますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました!