人生の節目の行事に厄払いがあります。そんな時どんな服装にすればいいのか迷ってしまいますね。カジュアルな服やフォーマル、ジーパンやスニーカーは大丈夫?など考えたらキリがありません。
そこで今回は、厄払いを受ける際の服装についてについて調査しました。
厄払いの服装はカジュアルでもOK?
結論から言うと、厄払いの服装はカジュアルでも大丈夫です。以前、神社で厄払いを受けている人を見たことがありますが、その方はカジュアルな服装でした。
また、厄払いを受ける年齢も様々です。
女性は、19歳、33歳、37歳、61歳になる歳が厄年です。
男性は、25歳、42歳、61歳になる歳が厄年です。
女性の場合19歳でフォーマルな服はあまり持っていない人もいると思います。私はスーツを買っていませんでした。男性は年齢的に1着はスーツを持っているのでは無いでしょうか。
そうすると、厄払いを受ける人の服装は年齢によって変わってきます。
なので、カジュアルでもOKな神社やお寺が多いのでしょう。
また、厄払いには様々なシチュエーションがあります。
- 個人で申し込み、個人の厄払い
- 個人で申し込み、集団で厄払い
- 職場や地域の人と食事会で厄払い
このように、それぞれ違うんです。
その時、服装で注意した方がいいことを紹介していきます。
個人で申し込み・個人の厄払いの場合
個人で申し込み、自分のみの厄払いの場合はフォーマルが望ましいです。神主さんと一対一なのでかなり真剣にご祈祷してくれます。もし、カジュアルな服装で行くなら綺麗めカジュアルが良いでしょう。
個人で申し込み集団で厄払いの場合
私が見た厄払いの方々は、綺麗めカジュアルの人が多かったです。神主さん一人対その他大勢なのでそこまで気にしなくても良いと思います。清潔感のある服装であれば不快感は与えないはずです。
職場や地域の人と食事会で厄払いの場合
私の職場や地域では食事会で厄を払うという習慣がありました。場所は居酒屋や地域の公民館で行われます。その時は主役も周りの人たちもカジュアルな服装で参加しました。
その場に相応しい格好をすると周りの目も気にならなくなり厄払いの祈祷に集中できます。食事会ならば美味しく楽しく厄を吹き飛ばすことができますね。シチュエーションの違いで服装を変えると周りに不快感も与えませんし、マナー違反にもならない、一石二鳥です。
厄払いの服装はジーパンやスニーカー、パーカーは問題ない?
厄払いの服装でパーカーやジーパンなどのカジュアルな服装でも問題ありません。
足元もスニーカーでも大丈夫です。神社やお寺は段差があったり、砂利が敷いてあったりするので、なるべく歩きやすい靴を履いた方が怪我防止になって良いでしょう。
厄払いの服装を選ぶ時気をつけたいポイント
ただ、服装を選ぶ時気をつけたいポイントがあるので見ていきましょう。
シンプルなデザインの服
厄払いを受ける時のカジュアルな服装は、シンプルなものが適しています。無地のシャツやカットソーを選ぶことで、神社やお寺でのマナーに配慮している印象になります。
露出の少ない服
露出の多い服装は他の参拝客や神社やお寺に不快感を与える恐れがあります。そのため、厄払いを受ける際は胸元や肩が大きく空いている服や短いスカートは避けることが望ましいです。
派手な色じゃない服
厄払いを受ける時のカジュアルな服装では、光沢のある服や鮮やかな色は避けましょう。選ぶ色は落ち着いた色が好ましいです。白や黒、グレーやネイビーなどシックな色はの清潔感や落ち着いた感じを出してくれます。
アニマル柄を使ってない服
アニマル柄は「動物の殺生を連想させる」という意味合いから控えた方がいいです。
マナーは決まり事ではありませんが、不快に思う人がいるかもしれないというリスクがあるので避ける事をオススメします。フェイクファーやヒョウ柄、ワニ皮などは選ばない方が無難です。
履きやすい靴
フラットシューズやスニーカーは厄払いの際に適している靴です。ヒールが高い靴だと歩きにくく転んで怪我をする恐れがあります。また、素足にサンダルやクロックスなどは相手を不快にさせる場合がある為避ける方が無難です。靴の色は全体のコーディネートに合わせて選ぶと統一感が出ていいですね。
派手すぎないアクセサリー
アクセサリーの色はシルバーなど、シンプルなアクセサリーを選びましょう。宝石が付きすぎてギラギラしているものは服装にも合わないのでやめた方がいいです。
ダイヤモンドが一粒ついているネックレスや指輪などはOKだと思います。バブル時代や叶姉妹のようなアクセサリーじゃなければほぼ大丈夫です。靴や服に合わせて色やデザインを決めると良いと思います。
清潔感のある服
ダメージジーンズやヨレヨレのシャツは避けた方がいいです。また、服にシミやほつれが無いか確認しておいた方がいいです。清潔感は最低限のマナーだと私は思っているのでそこは守ってお祓いを受けましょう。
カジュアルな服装で厄払いに参拝する場合でも基本的なマナーは守ることは大切です。また、神社やお寺によっては「礼服で参加」というように服装に制限がある場合があります。事前に厄払いを受ける神社やお寺に電話したりホームページで確認しておくと安心です。
厄払いの服装・付き添いの人は?
厄払いで付き添いの人の服装は厄払いする本人に合わせた方が良いでしょう。あまりにも差が出ると見ていて違和感があります。
違和感が出る例
本人:カジュアル 付き添い:正装
本人:正装 付き添い:カジュアル
本人:カジュアル 付き添い:派手、露出多め、フェイクファー
バラバラより統一感を出した方が他の参拝客の目も気にならなくなります。そして、参拝客や神社に迷惑をかけない服装を選びましょう。事前に話し合っておくといいかもしれません。どんな服装で行くか決めておくと当日慌てなくてすみますよ。
神社やお寺へのお参り・祈祷のお願いをする時の服装
また、厄払いに限らず神社やお寺へのお参り、祈祷のお願いをする時の服装も紹介しておきます。
車の安全祈願
車を購入した時に祈願してもらいます。神殿の中に入らず境内で行われるので、カジュアルな服装でOKです。
車を運転して境内へ入るので運転しやすい服装が良いでしょう。
合格祈願
試験の合格や取りたい資格の合格の為に祈願してもらいます。受験生や資格合格の為に来られる方は、学生服やジーンズで来られていました。付き添いの親御さんもカジュアルな服装でした。
安産祈願
妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日にお参りします。妊婦さんはゆったりしたワンピースを着用して、付き添いの人はスーツなどフォーマルな服装でした。
七五三
子どもの成長を願う行事で神社やお寺で報告、感謝、祈願する奉告祭です。子どもが主役なので付添い人は着物やスーツなどフォーマルな服装で子どもを邪魔しない格好が多かったです。
ただ、走り回る子どもを追いかける為フラットシューズにストレッチの効いたパンツスタイルのママもおられました。
まとめ
今回は、厄払いを受ける際の服装について調査いたしました。
- 厄払いの服装はカジュアルでOK、パーカーやスニーカーでも大丈夫
- 付き添いの人は厄払いする本人と服装を合わせた方がいい
- 他の参拝客の迷惑にならない服装にする
- 厄払いに行く神社やお寺の指示に従う
手元にスーツが無かったり、子どもを追いかけたり、その後の予定があるなどでどうしてもカジュアルな服装になることもあるかと思います。カジュアルな服で厄払いを受けるのは決して悪いことではありません。
ただ、相手に不快感を与えたり失礼に当たる服装は避けて、他の参拝者や神主さんや神様に失礼のない格好をして厄払いに行くようにしましょう。